34万部突破! ひろゆき氏著[1%の努力]  感想・レビュー


今回ご紹介するのはこちら!! [1%の努力]です!

著者のひろゆきさんは匿名掲示板「2ちゃんねる」の創設者であり、現在は英語圏の掲示板の運営などを行っている方です。

最近ではYouTubeの切り抜き動画がはやっていますね(私もついついよく見てしまいます)


みなさん、最近は書店でビジネスコーナーに向かうと、一代で会社を大きくしたIT企業家の本たちが
ズラリと並んでいますね。

どれもこれも神話にも近い努力信仰で支えられており、勉強にはなるけどちょっと息苦しい、、、

そう感じているそこのあなた!!

ぜひ、本書を手に取ってみてください。

今までにない、全く新しい人生の切り口がそこにはあります。

それでは概要・感想をどうぞ!

概要

「ひらめきもないまま無駄な努力を重ねている人が多すぎる。」
自分の頭で考え続け、たどり着いた『1%の努力』の中身とはーー
英語圏最大の匿名掲示板「4chan」の管理人をしつつ、
パリで余生のような暮らしを送るネット界の超有名人・ひろゆき。
その「謎の生い立ち」から話をはじめ、人生において
「どこ」が頑張りどころだったのか、ターニングポイントでどんな判断をしてきたのか。
その「考え方の考え方」の部分を掘り下げる。
一歩引いて頑張りどころを見つけるような
「努力しないための努力」(=1%の努力)の話を、
印象的な7つのエピソードをもとに、時系列でまとめた。
この本は、インターネット第一世代が語る、最初で最後の「原典」となるだろう。

amazonより

10秒要約!

自分にとっての”大きな石”は一体何か?

自分はどんなタイプか見極めて、自分の居場所を守るための”1%の努力”を!

[1%の努力] かんたん解説!

全7章からなる[1%の努力]の中から、特に興味深かったものを抜粋して簡単に解説していきます。

あなたの前提条件、凝り固まってない?

みなさんはお金持ちかどうかを、どうやって推し量りますか?

当然、どのくらいお金を稼いでいるか、で考えられると思います。

ただしこれって半分しか当たっていなくて、どのくらいのお金を出費しているか、も重要です。

稼ぐ額が同じでも、出費が月10万、月35万なら前者の方が経済的に圧倒的に裕福です。

どうしてこんなことになるかというと、両者の前提条件が異なるから

自分の中の最低限の暮らし、本当に最低限ですか?
月10万円の人たちとは住む世界が違うと切り捨てるんじゃなくて、そもそも自分と生きていく上での前提が違うんだと考えましょう。

お金がないからこそ、生きていくためのブレイクスルーがたくさんあるはず。

本当にやりたいことを見失うな

何をすべきかの思考法で、有名な話があります。

ある教授が壺の中が一杯になるまで大きな石をいれた後、学生に問いかけます。
『この壺は満杯か?』
学生はそうだと答えるが、先生は脇に置いてあった砂の入ったバケツを壺に入れます。
その後このやり取りを2回繰り返し、最後に先生は問い、私が何を言いたかったのか分かるかと問いかけます。
『どんなに忙しくても、最大限努力すればなんだってすることができるということです』
と、学生が答えますが、先生が伝えたかったのはこういうことでした。

『重要なのはそこじゃない。私が本当に言いたかったことは、最初に大きな石を入れない限り、それが後から入る余地は一切なくなるんだ』

あなたにとっての大きな石。
家族、恋人、スポーツ、読書、、、、、いろいろあると思います。

もちろんそれが仕事の人は大いに結構です。ただ、大きな石を忘れて日々の業務に追われていませんか?

自分にとってのぶれない優先順位を分かっておきましょう。

日常に新しいことを

そんなこと言ったって、毎日職場の往復だよ、、、

そう思う方も多いかもしれません。

ですが、なんでもいいんです。
たとえば接客業なら毎日お客さんにかける声を変えてみるとか。

今日はお客さんの服を誉めてみよう。明日は言葉遣いを少しフランクにしてみよう。

どうやって接したときが一番お客さんの食いつきがいいのか、買ってくれるのか。

一週間の中で、なにか新しいことに取り組んで、発見を見つけましょう

そうした小さな分析の積み重ねは仕事外でもあなたの力になります。

シュート練習よりもシュートまでの練習を

日本サッカーを代表するストライカー本田圭佑選手がこんな言葉を残しているそうです。

『みんなシュートを練習してるんだけど、本当に大事なのはシュートに行くまでのポジショニング、トラップ、走りだしとか、ゴールまでの過程なんだよね。それができてはじめて、ゴールの練習に意味がある。』


日常においても、この言葉はあらゆる場面で適用されます。

みんなチャンスをつかんだときの場面を想定して取り組んでいますが、本当に必要なことってチャンスをつかむまでの道のりなんですよね。

本書の冒頭でも触れている「常に片手があいた状態を」というものも、ここにつながってきます。

どこにあるか分からないチャンスをもぎとるために、
常に余裕をもってチャンスを迎える状態が大切!!

これを念頭において生活しましょう。

感想 おススメ度 7 / 10

「こんな生き方でもいいんだ。」

読み終えたあと、そんな感想がふと浮かんできました。

巷で流行っている自己啓発本って、努力して自分の力でなんだって切り拓ける!
そんな雰囲気で、すごいなーとは思ってもどこか遠くを見てる感覚になってしまいます。

ただ、ひろゆきさんそこをバッサリ切るんですよね。

親の年収だったり住んでる地域だったり、たまたま入ってきたチャンスだったり、、、

そこに物語性がなくなるから努力神話を語るけど、みんな自分だけの力じゃない部分で成功してる部分もある。
みんなが言い出せない社会に対する違和感をこんなにもシンプルに言ってくれるのはひろゆきさんらしいですね(笑)

解説に書いた通り、たまたまでもチャンスを拾うことができるのか。
自分がどこで立ち振る舞うべきなのか。

闇雲に頑張ることんじゃなく、そこに対して1%の努力をしていくのがひろゆきさんの生き方なんだなと。

普通の本には書いてない、こんな生き方あるんだを教えてくれる一冊

本書を手に取って自分が生きていくための「1%の努力」のやり方、見つけてみませんか?

P.S. ひろゆきさんにとっての大きな石は睡眠だそうです。
   わたしにとっての大きな石って何かな。やっぱりビールかな。(笑)


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