今回ご紹介する作品はこちら!
ワタナベエンターテインメント所属のお笑いコンビ「ハライチ」のボケ担当、岩井勇気さんの作品
【どうやら僕の日常生活はまちがっている】です。
前作のエッセイ「僕の人生には事件が起きない」に続く2冊目のエッセイで、今作も岩井さんワールドが存分に展開されています。
他の芸人さんとちがって派手な話はないけれど、切りとられた日常生活のなかにある
思わずクスッと笑えるお話が詰まっています。
テレビで活躍されてる芸人さんも同じようなこと考えてるんだ!もあれば、
いやいくならんでも考えすぎだよ!とツッコむような文章も。
それではご紹介していきます!
概要
作:岩井勇気
出身地:埼玉
ワタナベエンターテインメントハライチプロフィールページより
サイズ:身長171cm 体重58kg F27cm B86cm W72.5cm H90cm
趣味:アニメ・アニソン関連、邦楽LIVE鑑賞、麻雀
特技:サッカー(県1位)、フットサル(全国3位)、ピアノ
筆者の岩井さんは、ナベプロ所属のお笑い芸人「ハライチ」のボケ担当でネタ作りも行っています。
漫才の一番の特徴は何といっても岩井さんのボケに対して相方の澤部さんが突っ込み切らず一緒にノってボケる「ノリボケ漫才」として一躍有名になりました。
結成4年目でM-1グランプリ2009で決勝に駒を進め、翌年も決勝に進んでいます。
現在ではさまざまなバラエティ番組やラジオ「ハライチのターン」、最近ではヤングマガジンで宇宙人と小学生の日常を描いた風刺漫画「ムムリン」の原作をてがけており、多方面で活躍されています。
作品:僕の日常生活はまちがっている
10万部突破の大ベストセラー『僕の人生には事件が起きない』に続く、 ハライチ・岩井のエッセイ集第2弾いよいよ刊行! 「小説新潮」「Book Bang」の人気連載エッセイ22本と書き下ろし初小説のほか、 書き下ろしのエッセイも1本収録した、読み応えたっぷりの全24編。 前作に続き、自筆イラストも満載!
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喉に刺さった魚の骨に悶絶するやいなや、スピーチを頼まれた同級生の披露宴をすっぽかす。地球最後の日に食べるものをひたすら想像しながら、寅さんの映画に突然涙する……。
あの不敵な笑みを浮かべながら、ハライチ岩井が平凡な毎日に一撃を食らわせる。読めば世界が変わる、待望の最新エッセイ集。
感想
岩井さんのセンスが光りまくってましたね。
一番最初に書かれている「はじめに」なんて、本を出している出版社に対して猛烈に文句言っちゃってます(笑)
けど、そんなブレない姿勢が彼の魅力なのかもしれません。
あくまで自分は芸人で他の界隈の人たちにリスペクトをし、芸人としてのプライドを持つ。
腐れ芸人などと揶揄されることもありますが、岩井さんは何だかんだすごく芸人らしい人なんだとエッセイを通しても思いました。
「日本人のプチョヘンザについて考えてみた」
日本人が音楽のフェスなどで盛り上がるときにつかうことばput your hands up⇒プチョヘンザについて考えた話。
日本人特有のダサさについて、気恥ずかしさを少し覚えていた身としては、岩井さんが覚える違和感にすごく共感できましたし、
最終的にプチョヘンザの新しい意義を見出したのは鮮やかだなと。
身の回りにあふれた言葉についてここまで思案をめぐらすことができたら、もっと日常が楽しくなるのかな。
明日からもっと、身の回りの日常をよく観察してみたいと思います。
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